レプリカオーデマピゲ 現在も創業家が経営する数少ない時計メーカーの一つであるオーデマピゲは、グランドコンプリケーションの分野でも大きな存在感を放っています。 1889年には早くもミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフ、永久カレンダー機能を備えた懐中時計を発表しています。 1892年、まだ腕時計が珍しかった当時、オーデマ・ピゲは世界初のミニッツリピーター腕時計を発表しました。

1980年代末に始まった機械式ルネッサンスの中で、オーデマ・ピゲは、前述の2つの機能を融合させた1992年のジャンピングアワー・ミニッツリピーターをはじめ、数々の象徴的なコンプリケーションを発表しました。 しかし、その寸法はわずか34×37mm、内部にジャンピング・ミニッツ・リピーター・キャリバー2865を搭載したこの時計の直径はわずか22.6mmと、現代にしてはやや小さかった。 2006年、オーデマ ピゲは新世代の「ジュレ オーデマ」を発表しましたが、今回ご紹介するのはそのスケルトン版です。

オーデマ・ピゲの新世代ミニッツリピーターの最大の特徴は、43mmの大型化だけでなく、内部のキャリバー2907SQの直径は37mm(本体は29.3mm)となっています。 ムーブメントにはダブルゴングとダブルハンマーが搭載されており、シースルーの裏蓋からもはっきりと見ることができます。 実際に使ってみると、ミニッツリピーターのチャイムはクリアで響きの良い音で、ハンマーの力強ささえ感じられ、平均以上の音ですが、減速機の音がやや強調されています。

前回のミニッツリピーターでは、面板の左上にジャンプディスクが配置されていて、サイズが小さかったため、ジャンプ窓の数字の比率がイマイチでした。 読みやすさを向上させるために、ジャンピングディスクは中央の針と6時位置のスモールセコンド針にまたがるようにかなり大きくなっており、ジャンピングモジュールの構造によりムーブメントの直径は37mmまで拡大されています。 ミニッツリピーターやジャンピングアワー機能に加えて、プレートと部品の違いを際立たせるためにピンクゴールドを使用するなど、スケルトン化の手法もこのモデルの大きな特徴となっています。 一枚一枚のプレートは、細かい魚鱗やフィリグリー仕上げが施されており、パーツのベベルも研磨されています。 透かし彫りのデザインにより、ジャンプ機構の動作が見えるだけでなく、チャイム機能を作動させるとハンマーや可動部がはっきりと見えるようになっています。